日々のこと

「寒くないの?」

今年の冬は本当に暖かい。

それでもたまに冷たい北風が吹いたり、気温が低い日にこどもが薄着でいるとつい「寒くないの?」と口にしてしまう。

先日ふと、この言葉って余計なお世話だよなと思った。

外に出たら思いの外寒かったとか、遊びに夢中で上着を忘れたとかを除けば、寒かったとしても耐えられるから薄着なのだ(たぶん)。


大人というのはすぐに「自分の主観から外れていること」に大して批判したり、圧力をかけたりする。

「寒くないの?(あなたが薄着だからいけないのよ)」
「寒くないの?(なんで上着を持って来ないのよ)」
「寒くないの?(風邪ひいたって知らないからね)」


「風邪をひかれて面倒なことは避けたい」という思いを隠せない大人の
「寒くないの?」
はやっぱり余計なお世話だなと自覚しながらも言ってしまうのであった。